賢者ゼインが建てた鍛錬の塔。その頂上に辿り着いた者には、無条件で卒業資格が与えられるが、誰一人として到達した候補生はいない。腕力に頼らず、属性を深く理解する者のみが、その偉業を成し得るとされている。
探索時間通常:70分
幻想:80分
狂気:100分
フロア数13
ダンジョン特性禁戒
遺跡
探索イベント先人たちの言葉
宝箱
落し物
休息
電撃トラップ
毒矢
睡眠ガス
大岩トラップ
トラバサミ

※探索時間は変動スキルが無い場合

出現モンスター

道中

フロア名称(種族)最小数最大数難易度
1フレイムオーガ(悪魔)12通常~狂気
火喰い鳥(魔獣)13通常~狂気
2フレイムオーガ(悪魔)12通常~狂気
火喰い鳥(魔獣)13通常~狂気
ソウルオブファイア(幻神)01通常~狂気
3サラマンダー(幻神)11通常~狂気
4イビルタートル(魔獣)12通常~狂気
ハンマーヘッド(魔獣)13通常~狂気
5イビルタートル(魔獣)12通常~狂気
ハンマーヘッド(魔獣)13通常~狂気
ソウルオブウォーター(幻神)01通常~狂気
6ウンディーネ(幻神)11通常~狂気
7レッサーワイバーン(魔獣)12通常~狂気
ウインドライダー(人型)13通常~狂気
8レッサーワイバーン(魔獣)12通常~狂気
ウインドライダー(人型)13通常~狂気
ソウルオブウインド(幻神)01通常~狂気
9シルフ(幻神)11通常~狂気
10マッドクローラー(魔獣)12通常~狂気
ストーンビースト(魔獣)13通常~狂気
11マッドクローラー(魔獣)12通常~狂気
ストーンビースト(魔獣)13通常~狂気
ソウルオブアース(幻神)01通常~狂気
12ノーム(幻神)11通常~狂気

最終フロア

フロア名称(種族)最小数最大数難易度
13サラマンダー(幻神)11通常~狂気
ウンディーネ(幻神)11通常~狂気
シルフ(幻神)11通常~狂気
ノーム(幻神)11通常~狂気

レアアイテム/二つ名

ダンジョン内ストーリー

フロア1
重い扉を押し開けると、中から熱風が漏れた。
フロア2
上階へと続く階段を見つけた。とにかく暑い……。
フロア3
踊り場に、燃え盛る巨大なトカゲがいた。赤い瞳で睨みつけてくる。
フロア4
蛇紋岩の床が水で濡れて、水面に天井が映っている。
フロア5
歩くだけで肌が濡れる。まるで水中を泳いでいるかのようだ。
フロア6
大広間に、美しい女性が立っていた。女性は水色のドレスを両手で持ち上げて、会釈をした。
フロア7
廊下に突風が吹き荒び、前に進むのも一苦労だ。
フロア8
この風はどこから吹いて来ているのだろう。
フロア9
くすくすと笑う声が聞こえて見上げると、羽の生えた小さな妖精が、螺旋階段の吹き抜けを飛びまわっていた。
フロア10
階段を上ると、そこはまるで洞窟だった。壁が岩石でできているのだ。
フロア11
見たことのない鉱石が転がっている。本当にここは塔の中なのだろうか。
フロア12
"洞窟"の出口が見えた。しかし、そこには、黒髭の生えた小人が力強く立っていた。
フロア13
最上階の部屋の奥には、賢者ゼインの肖像画が飾られていた。しかし、その肖像画の前には、これまで倒してきたはずの四体の精霊たちがいた。魔力が渦巻くのを感じる……

先人たちの言葉

賢者ゼインの教え 1
魔法を理解するためにはまず、この世界をつくる元素を理解しなければならない。
私たちの身体も、この塔も、汚れた野良犬も、生い茂る草木も、散りゆく花びらも、肌を打つ雨嵐も、黄金色の小麦も、すべて小さな元素が集まってできている。元素とは、万物の源なのだ。たくさんの元素が入り混じり、固く繋がり、また離れ、漂いながら、世界の形が時々刻々と変わっていく。
その瞳に映るものだけが世界ではない。魔導師を目指す者たちよ、世界の根源を感じなさい。
賢者ゼインの教え 2
元素の種類がいくつあるのかは私にもわからないが、主なものは五つだ。火、水、風、地、雷。
君たちが「魔力」と呼ぶものは、これら五つの元素の「流れ」に干渉する力のことだ。腕の力で石を持ち上げるように、魔力によって元素の流れを操ることができる。
君たちにはそれぞれ得意な魔法と、苦手な魔法があるだろう。火の元素に干渉しやすい者は、火属性の魔法が得意ということになる。元素の流れを意識することで、魔法の精度は格段に上がるのだ。
賢者ゼインの教え 3
この塔には、私が作り出した精霊たちが住んでいる。それぞれの元素を司る精霊たちだ。ただ、私は雷の魔法が苦手でね。雷の精霊だけはどうしても作れなかった。私の精霊たちはもちろん君たちを恨んではいないし、食べようとも思っていない。しかし、君たちの力を試そうとするだろう。魔法の真髄を、精霊との戦いに学ぶのだ。
……言い忘れていたが、この塔は単純な力では突破できないように、結界を張っている。属性を理解し、突破するのだ。最上階に登ることができた者には、アカデミーの早期卒業を認めよう。
賢者ゼインの教え 4
一つだけ、君たちにどうしても伝えたいことがある。アカデミーを卒業するころ、君たちは立派な魔導師になっているだろう。しかし、過信してはいけない。……魔法は万能ではないのだ。魔法で人の心を意のままに操ることはできないし、魔法で自分の悲しみを癒すことはできない。
強い心を持ちなさい。そのために、たくさんの経験をするのだ。大切な仲間を見つけ、誰かを深く愛し、ときに、どうしようもない無力感に打ちひしがれる。そのすべてが――些細な出来事も含めて、本当にそのすべてが――君たちを強い魔導師にしてくれるはずだ。
賢者ゼインの教え 5
この世界には、神が定めたルールがある。優秀な君たちの中には、将来、そのルールを破ろうという者が現れるかもしれない。君たちが正しいと信じるのであれば、私はその選択を止めはしない。
自分のあらゆる選択に、責任を持ちなさい。世界の当たり前を疑う、冒険心を持ちなさい。暗い部屋の隅で泣いている人のために、魔法を使いなさい。
君たちの未来が希望に溢れることを、私は願っている。……永遠の時をかけて、希望が君たちの未来を拓くと、私は信じているよ。
精霊神話 1
昔々、何もない暗闇の中に、男がいました。
男は暗闇の中で、考え続けていました。自分という存在について、考えていたのです。しかし、何もわかりませんでした。いくら考えても、自分が何なのかわかりません。だから、男は手を伸ばしました。暗闇の先に自分を知る手がかりがあるのではないかと、そう思ったのです。男が伸ばした手は、偶然何かを掴みました。それは、モゾモゾと動く小さな生き物でした。生き物は言いました。「お前が何者なのかを知りたいのなら、まずは、この暗闇を晴らすことだ。お前にはその力がある」と。男は願いました。この世界が明るくなりますように、と。すると、その生き物に火が灯りました。燃え盛るトカゲ、それは火の精霊でした。
精霊神話 2
男は火の精霊が照らす世界を眺めました。しかし、世界には何もありませんでした。光は遠くへと吸い込まれていきますが、何の影も作りません。
男は世界を見ることを諦め、今度は自分の身体を眺め始めます。長さの違う指、皺のある掌、盛り上がった腕、窪んだ臍の穴、薄く毛の生えた足……。しかし、どうしても見えない部分がありました。自分の顔が見えないのです。そのとき、どこからか声がしました。「あなたの顔が見たいなら、光を映すものを生み出すことね。あなたにはその力があるわ」と。
男は願いました。この世界の光が何かに映りますように、と。すると、目の前に美しい女性が現れました。女性は大瓶を抱えています。そして、その中に水が溜まっていたのです。美しい女性、それは水の精霊でした。
精霊神話 3
男は大瓶を覗き込みました。水に男の顔が映されています。目鼻立ちのはっきりとした、自分の顔。男は自分の顔を知りましたが、それでも自分が何者かはわかりませんでした。
男は困り果てます。手がかりがないのです。考えることを諦めそうになった男の耳に、今度は、呆れたような声が届きました。「手がかりが欲しいのなら、空を飛んで探してみたらどう? あんたにはその力があるから」と。
男は願いました。空を飛べますように、と。すると、羽の生えた小さな妖精がどこからか飛んで来て、男の肩に座りました。小さな妖精、それは風の精霊でした。
精霊神話 4
男は風を受けて、空を自由に飛びました。飛ぶのは気持ちが良いものでした。しかし、どれだけ飛んでも手がかりは得られません。世界には、火と水と風とそれらの精霊しかなかったのです。男は飛ぶのをやめ、再び自分という存在について考え始めました。
そして、ある仮説が思い浮かびました。もしかすると、自分はこの世界そのものなのではないか、という仮説です。自分と世界には明確な境界があると考えてしまったから、自分という存在が捉えられなくなってしまったのです。すべてが自分だとすれば、「自分は世界だった」という答えが得られます。納得しようとした男に、誰かが話しかけます。「世界に明確な他者がいれば、その仮説は成り立たないな。他者の存在を願ってみたらどうだ? お前にはその力がある」と。
男は願いました。世界に自分以外の誰かがいますように、と。すると、黒い髭の小人が現れました。髭の小人、それは地の精霊でした。
精霊神話 5
地の精霊が現れた直後、轟音が世界に響き渡りました。世界に地面ができたのです。
男は地に足をつけました。男が歩くと地面が揺れました。地面が揺れると、水の精霊の大瓶から水が溢れました。すると、地面に海ができました。海に魚が泳ぎ始めました。陸に植物が生えました。そして、いつしか陸にたくさんの動物たちが生まれました。男は呆気にとられて、その様子をただ眺めていました。
ついに、世界に人が生まれました。人は、男に聞きました。「あなたは誰ですか」と。男は答えました。「わからないけれど、僕はあなたたちとは違う存在だ。あなたたちが生まれるよりもずっと前、世界が生まれるよりもずっと前から、ここにいたんだ」と。すると、人は答えました。「ならば、あなたは神ですね」と。男ははっとしました。
「神」。その言葉は、確かに自分の存在を明瞭に表しているように思えたからです。
精霊神話 6
男は自分が神であることを自覚しました。それから男は天に住み、地上の営みを眺めることにしました。生き物たちは互いに殺し合いながらも、均衡を保っているように見えました。
しかし、人だけがどこか変でした。人だけが、次々と道具を生み出していたのです。世界はどんどん変わっていきます。人は、神に近づこうとしているのではないか。そう思った男の耳に、声が聞こえました。「ならば、天罰を与えればいいさ。君だけが、完璧な神なのだから。君にはその力があるじゃないか」と。
男は願いました。すべての人に罰を、と。すると、どこからか太鼓の音がして、黒雲が世界を覆いました。音の主、それは雷の精霊でした。
精霊神話 7
雷がそこかしこに落ち、世界はぼろぼろになってしまいました。男は雷の精霊に言いました。「僕は、世界を壊したかったわけじゃない」と。雷の精霊が答えます。「これは、君が望んだことだ。君が創った『人』という生き物に、君は嫉妬したんだ」と。
男は返します。「嫉妬? 僕は完璧だって、あなたが言ったんだ。完璧な僕が嫉妬することなんて……」と。雷の精霊は言います。「完璧だからこそ嫉妬したんだ。不完全だからこそ人が持っている、人の――」。精霊たちは口を揃えて続けます。「――冒険心に」と。
男は地上を見下ろします。地上では、かろうじて生き延びた人々が、荒れた大地を耕していました。その澄んだ瞳、血豆のできた掌、泥まみれの足を見て、男はふと思いました。「なんて、美しいんだ」と。

攻略

コメント

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  • レベル -- 2023-03-29 (水) 23:25:46

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