盛況な大会に現れた、異質な存在。その無差別的な破壊は、戦いをただの娯楽と捉えていた観客の"誤解"を解くのには十分だった。広場で行われる戦いは、偽物ではない。少しの悪意で観客席にも危険が及ぶ、本物の殺し合いだったのだ。
※探索時間は変動スキルが無い場合
出現モンスター †
道中 †
最終フロア †
レアアイテム/二つ名 †
ダンジョン内ストーリー †
フロア1
巨大な魔物が暴れまわり、人々は逃げ惑っている。
フロア2
黒ローブの人物が大きく両手を広げると、魔物たちが一斉に襲いかかってきた。
先人たちの言葉 †
召喚者の詠唱
右手に隠者の汚れなき魂を。左手に悪魔が望みし欲望の塊を。
遠く沈みゆく陽光に翳しさえすれば、許されざる者たちの因果は繋がれる。
黒き蛇たちよ。今、その瞳を開きたまえ――
王国建築士の役目
世界は破壊と創造を繰り返す、と祖父がよく言っていた。いかに偉大なる建築物といえども、それは同じということか。
今、目の前に佇む円形闘技場に、もうかつての面影はない。壁は崩れ、伝統の堀飾りは潰れ、柱は欠けてしまっている。それでもなお全体が崩壊することなく、闘技場としての形を保っていられるのは、私の祖先の慎重な設計のおかげだろう。
「壊れたのなら、また新しいものを造ればいい」。胸の奥から声がする。今度は、私の番だ。私の全てを賭けて、より偉大でより頑丈な闘技場を造ろう。
闘技大会運営救護係の嘆き 2
もう、なんなの? 出場者の治癒で手一杯だっていうのに、観客まで次々と運ばれてくるんだから。
何が起きたら、こんなことになるわけ? ひどい地響きが何度も聞こえてくるし、きっと広場は、今頃やばいことになってるはず。私も今すぐにでも逃げ出したいんだけど、怪我をしてる人を見ちゃったら、私だけ逃げるなんてことできない。
ああ、もう最悪! 絶対来年はこんな仕事引き受けないから!
臆病キャプテンのトカゲな日々 14
まさか、こんな決勝戦になるとは……。竜追いを打ち負かした彼らが、謎の人物と死闘を繰り広げている。壊れゆく闘技場。逃げ惑う人々。しかし、私は彼らの戦いから、どうしても目が離せない。
たくさんの人々をこの目で見てきた私にはわかる。あの召喚者の悪意は本物だ。この王国の脅威、いや人類全体の脅威となり得るほどの悪意に、身の毛がよだつよ。
……ああ、お願いだ。地獄に落ちゆく私たちを、その手で救ってくれ。死を覚悟した臆病な私たちを、迫り来る黒鯨の脅威から救ってくれた、あの日のように。
攻略 †
コメント †