数百年の歴史をもつ巨大な大聖堂。当時最先端だった建築技法を駆使して建てられ、その後もさまざまな改修と増築が行われたことで、他に類を見ないほど異質かつ独特な雰囲気を醸し出している。精巧かつカラフルなステンドグラスは、世界でも有数のガラス職人の名工による作品であり、その作製技法は門外不出とされている。
※探索時間は変動スキルが無い場合
出現モンスター
道中
最終フロア
フロア | 名称(種族) | 最小数 | 最大数 | 難易度 |
2 | インプ(悪魔) | 1 | 3 | 通常~狂気 |
サキュバス(悪魔) | 0 | 2 | 通常~狂気 |
狂信者(人型) | 2 | 4 | 通常~狂気 |
背信の悪魔(悪魔) | 1 | 1 | 通常~狂気 |
レアアイテム/二つ名
ダンジョン内ストーリー
フロア1
数々の祈りが捧げられてきたであろう大聖堂は、いまや戦場だった。
フロア2
割れたステンドグラスを背に、悪魔が吠え猛る。
先人たちの言葉
黙示録教団の教え
黙示録はかく語りき。
世界の終わりは程近い。人の穢れと人の罪が呼ぶ大いなる厄災によって、世界は混沌の渦に飲まれるだろう。そのとき、人の魂は秤にかけられる。限りなき死を得るか、限りなき生を得るか、魂の清らかさがその行先を決めるだろう。
人よ、穢れを知り穢れを落としなさい。人よ、罪を知り罪を赦しなさい。一つでも多くの魂に救いをもたらさんがために。
『不老不死を求めて』
不老不死を求める同志よ。我は古今東西のあらゆる書物を読み漁り、死を免れる方法を探してきた。各地に数多の伝説があり、それらを一つ一つ試していったが、いずれもただの迷信、根拠なき妄想であった。
しかし、たった一つだけ、我が試すことの叶わなかった方法がある。それを行えば永遠の命を手にすることができるだろうと我は確信している。しかし、我にはもう時間がない。我は残りの命を懸けて、この本にすべての知識を書き記すことにしよう。同志よ。どうか我の代わりに永遠の命を手にしてくれたまえ。
――薬師 トキジク
黙示録教団助祭の記録 4
何か大事な儀式があるからと、大聖堂やその周辺から人払いをするように言われた。大司教様と司教様だけで儀式を行うようで、これは極めて異例のことだ。いったい何が行われるのだろう……。なぜ、私たちには何も伝えられないのだろうか。階位は違えど同じ教徒であるはずなのに。
よし、司教様に直接聞いてみよう。人払いでもう誰もいないかもしれないが、大事な忘れ物をして戻ってきたとでも言えばそこまで怒られないはずだ。大丈夫、演技力には自信がある。さりげなく、さりげなくだ。
ガラス職人のこだわり
完璧なステンドグラスってのは、それがガラスだってことを感じさせねえんだ。まるで本当に神がそこにおわすように感じさせねえといけねえ。だから俺はステンドグラスを作ってるとき、「ガラスを作ってる」って思ってねえのさ。実際に「神を作ってる」って気分でやってんだよ。そうすりゃ良いもんができんのさ。わかったか?
大司教の嘆き
ああ、老いを感じる。私はこのまま干からびて、もうすぐ死んでしまう。私がこれまで築き上げてきたすべてのものが無に帰すのだ。なぜ、人には死があるのか。私はその答えにたどり着くことができなかった。ああ、老いたくない。ああ、死にたくない。
……神よ。なぜこのような無意味な世界を創られたのか。人は短すぎる命の中で、いったい何を成せるというのか……。
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