熱せられた海から発生する蒸気の壁が、一寸先の視界をも包み込む。それは脱獄者や侵入者を妨げる自然の檻。無許可の者がこの壁を抜けることは、そう簡単なことではない。
※探索時間は変動スキルが無い場合
出現モンスター
道中
最終フロア
レアアイテム/二つ名
ダンジョン内ストーリー
フロア1
ひどく蒸し暑い……
フロア2
どこかから、魔物たちの不気味な囁き声が聞こえてくる……
フロア3
魔物たちから逃れるように、船は蒸気を掻き分けて全速で進む。
フロア4
側板に何かがぶつかった衝撃で、船は大きく揺れた……
先人たちの言葉
囚人輸送船船長の呟き
この通行許可証さえあれば魔物に襲われる心配がないことは十分に理解しているものの、蒸気の海を抜ける際にはどうしても気が張ってしまう。
もしもこの輸送船が沈み、囚人が逃げ出すなどということになれば、我が小国の信用は落ち、危険な罪人たちを自国に収容・管理していかなければならなくなる。それ以外にも問題が山積している我が小国に、そのような余力などないだろう。無事に囚人を届けなければならない私の責任は、とてつもなく重いのだ……。
噂好きの怪談噺
こんな噂話がある。監獄島の周囲を覆う蒸気の海を抜けると、船に乗っている人間の数が、一人増えていることがあるらしい。誰が増えたのか、調べてみてもなぜかわからない。そのまま夜が明けると、今度は一人減っていて、元の人数に戻るんだと。それでほとんどの人間は安心するらしいが、賢いヤツだけがそこで気づく。もしかすると誰かが消されて……何者かに"入れ替わって"しまったんじゃないか、ってな。
魔物生態研究報告書 8
この蒸気の海で生態調査ができるなんて、信じられないわ。本部は監獄島にどれほどの大金を積んだのかしら?
まあそれも、私には関係のないこと。蒸気の中には、"姿を消す魔物"が潜んでいると聞いてるわ。ふふ……いったいどんな顔をしているのかしら。その透明のヴェールを剥がすまで、絶対に帰ってやらないわ。
考古学者の知見 4
考古学者の間で実しやかに囁かれる一つの噂があった。「ある火山島には、古代戦争に使用された脅威の兵器が眠っている」と。噂の出所はわからない。くだらないと一蹴する者がほとんどだが、私の敬愛する友人は違った。
彼は、監獄島と呼ばれる謎多き島に機械兵器が眠っていると推察し、単身向かった。しかし……以来、彼からの連絡はない。かくして私も彼の後を追い、こうして監獄島への潜入を試みているわけだ。この蒸気に覆われた海を抜けたら件の監獄島に着くはずだ。いったい何が待ち受けているのか。私の指が震えてしまうのは、恐れからだろうか、あるいは興奮からだろうか。それすらも今は、わからない。
竜追いテレムの航海日誌 5
魔海域の他にもいろんな海があるもんだぜ。蒸気の中にはやべえ魔物もいるから、この先の監獄島からの脱獄がムズいって話だ。
だが正直なとこ、そこまでして脱獄って防ぎてえもんか?って俺は思うがな。悪いヤツなんて世の中に溢れてんだから、ちょっとくらい脱獄者がいたって何にも変わんねえだろ? それがイヤなら監獄に入れずに最初から殺しちまえばいいだろ? 偉いヤツらの考えってのは、よくわかんねえな。
攻略
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