二つの世界を繋ぐ昇降機の機構をドワーフの機械技師たちが調査したところ、地底世界からさらに深くまで降りることが可能だとわかった。光の一切ないその真なる闇に何が隠されているのか。どこから迷い込んだのかもわからない機械や魔物に阻まれ、探索は難航しているようだ。
※探索時間は変動スキルが無い場合
出現モンスター †
道中 †
最終フロア †
レアアイテム/称号 †
ダンジョン内ストーリー †
フロア1
昇降機の扉の先には、真なる闇があった。
フロア2
闇が光を簡単に呑み込んでしまう。小さな光では周囲を照らすことはできないようだ……
フロア3
闇の奥から、複数の足音が聞こえてくる……
フロア4
人工的に作られた壁に突き当たり、壁沿いに進むと扉があった。建物の中にいるのだろうか。それすらもわからない……
フロア5
身体が重い。「地に這いつくばれ」と何者かに命令されているかのように……
フロア6
さらに深い闇が身体を包み込む。このまま魂ごと闇に溶けてしまうのではないだろうか……
フロア7
これ以上闇の中を進んで、本当に昇降機まで戻れるのだろうか……
フロア8
不快な機械音がする。まるで絶え間ない痛みに耐える誰かの悲鳴のような音だ……
フロア9
闇が晴れることはない。光など、きっとどこにも……
フロア10
生温かい風が吹いた。どこかに繋がっているのだろうか……
フロア11
前に歩いているのか、後ろに退いているのか、闇を浮かんでいるのか。感覚は喪失してしまった……
フロア12
天から注ぐ光が恋しい……。心が闇を拒絶する……
フロア13
その深き闇には、機械があった。虎の形をした機械獣の姿が——。
先人たちの言葉 †
探索班の報告 1
我々は昇降機に乗り込み、最深層へと向かった。金属の箱が揺れ、鎖がぶつかり合う音だけがあたりに響いている。思っていたよりもずっと深い。まるで大きな化け物の胃の中へと送り込まれているかのような……どんよりと粘り気のある闇に深く呑み込まれていく。皆、黙っていた。
やがて昇降機が止まった。開いた扉から、一人、また一人と警戒しながら歩み出ていく。正面の暗闇を睨みながら、私も一歩を踏み出した。
探索班の報告 2
探索を始めてから、すぐにわかったことがある。この最深層では、闇が光を呑み込んでしまうということだ。通常、光があればその分、闇は晴れていく。ここではその逆の現象が起きるのだ。有り余るほどの闇の存在が、我々が持ち込んだ光を弱めてしまう。
あたりを照らすには、通常の松明では心許ない。天盤も壁も見えない暗闇にたった一人残されたらと思うと足が竦む。……次に潜る際には、強く発光する物を持ち込む必要があるだろう。
探索班の報告 3
皆、息が荒い。かく言う私もそうだ。まるで質量のある闇が身体に纏わり付いているかのように、身体が重い。ただ歩いているだけで、体力を消耗するほどだ。
……そろそろ引き返すべきではないだろうか。この最深層に長居してはいけない。私の身体の奥深くから本能がそう訴えかけてくるのだ。班長も同じことを考えたのだろう。班長が撤退の号令を掛け、私は胸を撫で下ろした。しかし、そのときだった。暗闇の先からひたひたと何かが歩み寄る足音が聞こえてきたのは……。
探索班の報告 4
我々は息を殺し、暗闇を静かに後退した。まるで我々を追い詰めるかのように足音は次第に増えていき、時折、耳を塞ぎたくなるような不快な機械音が混ざった。皆、恐怖と声を抑えるのに必死だった。
昇降機が暗闇の奥に見えたとき、我々は一斉に駆け出し、金属の箱の中へと滑り込んだ。扉が閉まり、箱を吊した鎖が巻き上げられていく。……生還したのだ。恐ろしい魔物や機械の姿を見たわけではない。そこには暗闇と何者かの気配があっただけだ。しかし我々は、ひどく精神を消耗していた。あの闇の奥に何が隠されているのか、知る必要は本当にあるのだろうか……?
とある古代人の手記
十二の機械獣に匹敵する——いや、あるいはそれらを凌駕する一対の機械兵器を、私は作り上げることに成功した。あまりの興奮に私の両手は震え、心臓は痛いほどに脈打つ。……しかし、本当にこれらを世に放ってもいいのだろうか。一研究者としての溢れ出る好奇心と、一人間としての常識的な倫理観がせめぎ合い、衝突を繰り返している。ああ、私は罪深い。なぜ神はどうしようもなく愚かな私に、これほどの才能を与えたのだ……。
創造と破壊の混沌
右手に創造の天使が舞い降り、左手に破壊の悪魔が棲み着くとき、合わせた両手からは小さな混沌が生み落とされる。混沌は次第に拡大し、やがて世界全体に飽和する。人はその現象に抗う術を、持ち合わせてはいない。ただ、為す術もなく為されるがまま、創造と破壊の輪廻に囚われる運命にある。
攻略 †
コメント †