亜熱帯の草原を通るときは、とにかく魔物たちの群れに気をつけるんだよ。彼らにはそれぞれの群れでナワバリをもっていて、ナワバリの境界線に糞をするんだ。 だから注意深く周囲を見て、「ため糞」を見たときは決してそれ以上近づかず、大きく迂回するんだ。わかったね?
入手元:亜熱帯の草原
目印のない砂漠を抜けるのは、想像以上に難しいからね。必ず空の太陽や星を見ながら進むんだよ。決して砂丘や風の方角なんかを目印にして進まないこと。あんなのは頼りにならないよ。 それに、人間はちゃんとした目印がないとまっすぐ歩くこともできない生き物なんだ。もし迷ってしまったら、一生砂漠からは抜けられないよ。わかったね?
入手元:アキーク砂漠
乗せてくれる船頭を選ぶときには、そいつの顔をしっかりと見るんだよ。目がギラついていたり、笑顔が大袈裟だったり、やたらと良いものを身につけていたりしたら、ぼったくられる可能性があるから注意しな。 人の心は、必ず顔のどこかに表れるんだ。商人たるもの、その見極めができなきゃ生きていけないよ。わかったね?
入手元:群青運河
平野を抜けたいなら、必ず自警団についていくか、用心棒を雇うんだよ。ここらは、平穏な見た目に油断した商人たちが、たくさん魔物に喰われてるって有名なんだ。 商人は商売をするのが仕事だ。ちょっと旅をしたからって、絶対に過信するんじゃないよ。わかったね?
入手元:アジーナル平野
自分の船を持っている商人なんか、全員ずる賢い人間だと思った方がいいよ。その地位に就くまでに、何かしらの悪事を働き、弱者を蹴落としてきたような奴らばかりだからね。 だから、商船に乗せてもらうときは、できるだけそいつらの機嫌を取るんだ。褒められて嫌な気持ちになる人間はいない。特にプライドの高い商人なんかなおさらだ。そして無害でしがない交易商を装うんだ。そうすれば安全に海を渡れる。わかったね?
入手元:群青商港
魔海域には、絶対に近づくんじゃないよ。何が起きるかわからないってのは、対策ができないってことなんだ。あんなとこに飛び込む人間が「勇敢だ」なんて讃えられることもあるけれど、「頭がおかしい」と言った方が本当は正しいんだ。 商人だったらコツコツと、地道に利益を上げればいい。そういう生き方は、決して臆病とは言わないんだ。わかったね?
入手元:魔海域南端
大きな王国では、勝手な商売が許されているとは限らないから注意するんだよ。船で貿易するには、商人ギルドへの登録が必要なんだ。同じように、露店を出すのにも登録と審査がいる。 まったく面倒なことだね。しかし、違反すれば牢獄行きだ。絶対にサボってはいけないよ。わかったね?
入手元:海上騎士団管轄海域