石の彫刻は、なぜ子供たちが近寄って来てくれないのかがわからなかった。しかし、一人の青年が大きな兜を顔に被せてくれた日から、子供たちは自分の側で遊ぶようになった。彫刻は青年に感謝するとともに、こう思った。子供たちはきっとこの兜のことが大好きなんだ。絶対に手放すものか、と。
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