魔物生態研究報告書 1

この峡谷では、多数の翼を持つ魔物たちのほかに、風竜の幼体が確認されたわ。
幼体は思いの外たくさんの数が生息しているようだけど、不可解なことに、風竜の成体を見たものはいないようね。この謎を解く鍵を、私たちはまだ持ち得ない。ドラゴンとは何なのか。そのほぼすべてが謎に包まれているの。
幼体はどのようにして生まれ、そしていつ成体になるのか。私はその謎を解明したい。

入手元:風竜の爪痕

魔物生態研究報告書 2

この沼地の生態系は非常に特殊のようね。毒性のある霧の中で暮らせるよう、毒を体内に取り込むことができる能力を持っている。毒耐性を持つ魔物たちの楽園といったとこね。……それにしても、沼地の中心に向かうほど、霧が濃くなっている気がするわ。
沼地の中心部に霧の発生源があるのかしら? もし、その発生源が魔物だとしたら……面白いわね。早速、調べに行かなくちゃ。

入手元:黒霧の沼地

魔物生態研究報告書 3

この砂漠には、いつか伝説の虫、デザートウォームが襲いに来るという言い伝えがあるらしいわね。
もちろんそれにも興味はあるけれど、この砂漠にはもっと確実に出会える強い魔物が潜んでいるというわ。強力な毒を持つ巨大なサソリだっていうじゃない。砂漠は虫に支配されることが多いのは、なぜかしら? 獲物が少ないせいで、大型の動物は命を繋げることが難しいから? 昼夜の温度差の激しい砂漠でも活動できるような機能を、虫たちの方が獲得しやすいから? いろいろ考えられるけど答えがどれなのかはわからないわね。
なんにせよ、百聞は一見にしかず。とにかく突撃あるのみよ。

入手元:アキーク大砂丘

魔物生態研究報告書 4

人の手が及ばない原生林。何千年も前から続く森だというけど、そもそも森って、始まったり終わったりするものなのかしら? きっと世界が生まれたときにこの森も生まれ、この森に棲む魔物も一緒に生まれたんだわ。とても神秘的ね。
世界が始まったその日から命を繋ぎ続けてきた、太古の魔物を一度見てみたいわ。森の王者、世界を統べる暴君の姿をね。

入手元:いにしえの原生林

魔物生態研究報告書 5

物は試しと思って来てみたけど、本当に地下水路があるなんて思ってなかったわ。古代人が作り、長い間使われていなかったのなら、独自の生態系が築かれているはずよね。一体ど んな恐ろしい姿の魔物が出てくるのかしら……楽しみで仕方がないわ!
……あれ? 今、何か鳴き声がしなかったかしら。小さく……ゲコ、ゲコって……。

入手元:地下水路

魔物生態研究報告書 6

「魔海域の破壊者」を一目見たくて、頼み込んで竜追いの船に乗せてもらったわ。……それにしても、この竜追いという人たち、好きな目的のためには危険を顧みないあたり、とても気 が合うわ。それに、卓越した航海技術もありながら、勇敢で逞しい。
あら、私、人間にこれほど興味を持ったのは初めてじゃないかしら? ふふ、黒鯨を前にして別のことを考えるなんて、私ったらいったいどうしちゃったのかしら?

入手元:黒鯨の巣

魔物生態研究報告書 7

竜追いが黄金の竜を探しに行くと言うから、船に乗せてもらうことにしたわ。雷を司る竜、これまでに遭遇した人のほとんどが帰らぬ人になったという噂ね。
……私、震えてる。これはワクワクしてるから? それとも怖いから? どちらにせよこの航海が、私にとって大きな転換期になるような、そんな気がしてるわ。
荒れた海を支配する竜はきっと神々しいのでしょう。何を食べてどんな風に生きているのか、想像もつかない。ああ、この目に焼き付けて、絶対生きて帰って来てやるわ。

入手元:魔海域北東部


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Last-modified: 2022-01-25 (火) 00:54:27
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