地竜の鱗をあしらった兜。その竜は世界の滅亡には無関心だった。愚かな人間どもが何をしでかし、その結果何が起きようとも、気にする謂れなどない。しかし、泥に塗れながらも何かを為そうと藻掻く人間どもの方が、高みから彼らを見下し嘲笑う"神"よりは好きだった。
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