アルテス・デンドルライトへ 1

君はいつも明るくて、本当に眩しかった。でも、君は人の痛みを知るとすぐに涙を流した。君は人が苦しんでいるとすぐに救おうとした。
旅の途中で気づいたよ。君は人間という生き物が、大好きだったんだ。世界を救う英雄は時に冷徹だなんて言われるけれど、私は違うと思う。英雄は、人の苦楽にいつだって寄り添うことができる、君のような人間のことだ。
私は君からたくさんのことを学んだよ。冒険心を持つことの大切さも、その一つだ。君が私を冒険に誘ってくれた日のことを、私は今でも覚えているよ。こんなことになってしまったけれど、私は冒険に出たことを後悔していない。
アルテス。私に大切なことをたくさん教えてくれてありがとう。また君と、夜が明けるまで語り合える日を、心の底から楽しみにしているよ。

入手元:賢者ゼインの識界

アルテス・デンドルライトへ 2

君のことは、最後まで嫌いになれなかったよ。思い返せば僕は、君に認められたかったのかもしれない。だから、君の意見が正しいと思っていたにもかかわらず、わざと刃向かったこともあった。謝るよ。
……あまり言いたくはないけど、君には本当に感謝しているんだ。なにって、その、なんだろう。まあ……とにかく全部だよ。
僕が今でも諦めないでいられるのは、君が絶対に諦めていないだろうことがわかるからだ。最後まで、君は絶対に諦めない。永遠だろうと根比べで負けるはずがないんだ。だから、僕も諦めないよ。君だけに重荷を背負わせるなんて、絶対に嫌だからね。……じゃあ、また。全てが終わったら、歌でも歌おうか。

入手元:吟遊詩人ヒュルドの識界

アルテス・デンドルライトへ 3

正直に言うとね、アルテスって、私からするとあんまり論理的じゃないときがあると思うんだ。だってさ「それは難しいんじゃない?」って思うような提案も、平気な顔でするんだもん。でもその論理を超えた理想っていうのが、私にはすごく魅力的に見えたの。
それに私は……すごく感謝してるんだ。アルテスは私の機械好きの部分を、ちゃんと認めてくれた。「堂々とすればいい」ってあなたが言ってくれたから、私はここまで来られた。本当にありがとう。また、みんなで冒険したいね。永遠の時間があったから、新しい機械をいろいろ考えてたんだ。ふふ、披露したらみんなどんな顔するかな?

入手元:機械技師ヴァーニアの識界


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Last-modified: 2022-08-25 (木) 01:31:50
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