とある傭兵の独白 1

なぜ俺が、仁義のない悪党どもの手助けをしなければならないのか……。しかし、背に腹は変えられない。皆を救うことに繋がるのなら、俺はどんな地獄に落ちても良い……。その覚悟は、してきたはずだ。
皆よ、すまない。

入手元:香辛料の町ペペリ

とある傭兵の独白 2

香辛料の町でよくわからない冒険者たちに負けてから、俺は西へ西へと流れてきた。しかしなぜか、俺を雇った暴漢たちのうち何人かがついてきている。しかも、俺のことを兄貴と呼んでくるのだ。
俺は……誰かに慕われるような人間じゃない。無視しているが一向に離れる気配はなく、そのまま怪しげな教団の仕事を受けることになった。これでまとまった金が手に入る。……皆を、今度こそ救うことができるのだ。

入手元:裏門

とある傭兵の独白 3

王国の姫様を殺せという信じがたい悪事の依頼でも、大金が得られるのならば引き受けるほかはない。流れの傭兵に選択権など存在しないのだ。……俺の両手は悪に塗れている。罪悪感など、どこかに捨ててきてしまったようだ。
……しかし、俺についてくる人間たちを巻き込むのだけは、心苦しい。なぜ、こんな俺についてくるのか……全く理解ができない。数も増えていた。もう、離れてくれ――しかしその一言が、なぜか口にできなかった。

入手元:コロシアム・本戦第二試合


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Last-modified: 2022-01-25 (火) 01:17:51
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