八番目の機械獣《鼠》の鋭いぎざぎざの尻尾。機械の鼠は小さな身体を物陰に隠して、対象が罠にかかるのを待ったが、姿を発見された場合にはやむを得ず応戦した。急所を一突きできるその尻尾を逆立てて、「これは正当防衛なんだ」と自分をかばいながら。
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