英雄の勇姿を見たいと願った青年は、黒いマントを羽織り、残虐非道の悪役を演じることを決意した。世界を絶望に陥れれば、きっと最高の英雄が救いに来てくれる。そう、苦しみも悲しみもない物語に、カタルシスは生まれないのだから。
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